かのろぐ

日常と、なかよく。

第10羽(+2) Teaを探す日常

この記事は、ごちうさ Advent Calendar 2015 12日目(12/12)の投稿です。

gochiusa.connpass.com

前日はろっとさんの記事が上がる予定でしたが、今のところまだのようです。

ご注文はうさぎですか?といえば、喫茶店「ラビットハウス」が主な舞台です。 皆さんは、ラビットハウスに行くことがあったなら、何を飲みたいですか?

おそらく、コーヒーを連想されるかと思います。もしくはココアでしょうか?

そう、ラビットハウスといえばコーヒー、コーヒーといえばラビットハウスです。 ラビットハウスの描写にもその事実は強く出ており、特にチノがコーヒーをサイフォンで淹れているシーンは強烈な印象を与えていることと思います。

f:id:karnoroid:20151201233638p:plain

このように、コーヒーばかりが脚光を浴びていますが、実はラビットハウスではお茶も飲めることにお気づきでしょうか?

暗唱できるほどにご注文はうさぎですか?アニメを見ている、また、ワンシーンから何羽の何秒目か、または何巻の何ページかを即答できる難民諸君は当然ご存知でしょう。 ラビットハウスのメニューには、一般的な喫茶店同様、しっかり紅茶が書かれています。

f:id:karnoroid:20151201234143p:plain

しかし、飲めるお茶は紅茶だけではないのです。

お茶と縁が深いラビットハウス

ご注文はうさぎですか?で豚たちの熱い声援*1を一身に受ける*2「チノちゃん」こと香風智乃ちゃん

f:id:karnoroid:20151201231203p:plain

の頭の上に乗っているこの毛玉、その名前が「ティッピー・ゴールデンフラワリー・オレンジペコ」、通称「ティッピー」なことは今更説明するまでもないでしょう。

f:id:karnoroid:20151201231253p:plain

ひと目で尋常でないもふもふだと見抜いたよ

さて、この「ティッピー・ゴールデンフラワリー・オレンジペコ」ですが、コーヒーを重点的に置く喫茶店のマスコット毛玉ながら、紅茶の等級である 「ティッピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコー」がその由来となっています。

この言葉は紅茶葉の等級を示すもので、その等級は茶葉の大きさや葉の位置によって細かく区切られます。茶葉がカット等されず、そのままの大きさで販売される場合、基本等級は 「オレンジ・ペコー(OP)」となります。OP茶葉と比べて新芽が多い(香り高い)茶葉は「フラワリー・オレンジ・ペコー(FOP)」となり、(一般的に)値段が上がります。

TGFOPの茶葉はOP、FOP等級の茶葉と比べ、黄金色の新芽(ゴールデン・ティップ)を多く含む、FOPよりも上質な茶葉となります*3。 TGFOPよりさらに上の等級としては、頭に「ファイネスト」が付くFTGFOPなどがあります。

かなり高級感がある名前になっていますが、FTGFOPやTGFOPは実のところ、尋常でないというほどのものでもありません。たとえば、フォートナム&メイソンのダージリンFTGFOPはこんな感じです。 それほど高くもないですね*4

<フォートナム・アンド・メイソン>〈フォートナム&メイソン〉ダージリンFTGFOP 125g:三越・伊勢丹オンラインストア

され、これ以上書くと無限に長くなるので、興味のある方は各自お調べください。

余談:「オレンジペコ

先述したとおり、等級は紅茶の銘柄・品種と独立に付けられます。ダージリンのTGFOPもあれば、アッサムのTGFOPも存在します。

何故か誤解されがちですが、紅茶にオレンジペコという銘柄があるわけではありません。だいたいこいつのせい?↓

www.twinings-tea.jp

ラビットハウスの紅茶じゃないお茶

紅茶だけではない、と言っておきながら紅茶の話しかしていませんが、約束を破っている訳ではありません。ラビットハウスにはちゃんと紅茶じゃないお茶があるのです。

そう、



我らが、



天々座理世ちゃんです!



f:id:karnoroid:20151202001739p:plain

天々座理世ちゃんの名前は、「テ・デ・ザリゼ」、"Thé des Alizés"*5 という緑茶のフレーバードティーに由来しています。

緑茶のフレーバードティーと聞いても、皆さんにはおそらくあまり馴染みがないことと思われます。

海外では緑茶のフレーバードティーは一般的に飲まれていて、たとえば紅茶のイメージが強い「リプトン」社は、海外ではフレーバードグリーンティーも販売しています。

www.liptontea.com

日本では、紅茶には砂糖も入れれば香りもついていることが一般的ですが、緑茶にはそういった習慣がありません。文化の違いでしょうか。

ちなみに以前、「キリン 世界のKitchenから」ブランドで「晴れ茶」としてハーブが効いた緑茶が販売されていましたが、評価はかなり割れていました。 皆さんは飲まれましたか?どうでしたか?私は割と好きでした。MPが回復する感じがします。

www.kirin.co.jp

さて、テ・デ・ザリゼですが、先日ごちうさカフェへおじゃました際に飲んでまいりました。 正直なところ、それほど香りが強くなく、ちょっと期待はずれでした。

どこかで茶葉が手に入らないか調べてはいるのですが、中々無いですね、テデザリゼ。手に入れられたら飲んでみようと思います。

そんな感じの、ごちうさAC 12日目でした。明日はОригамиさんです。おたのしみに。

*1:なきごえ

*2:言い過ぎ

*3:ここでの「上質」とは、「値段が高い」ことを表します

*4:高い

*5:直訳すると、「貿易風のお茶」という意味だそうです